サロン経営における「店販」の重要性

理容室の経営

2018.12.4

これからのサロン経営においては、
ますます売上に対する店販の割合が
重要になってきます。

シャンプーやヘアケア剤が
もっと売れるサロンになるために、
どのように取り組めばいいのかを考えてみましょう。



1.インターネットの普及によりモノや情報が散乱

今ではインターネットの普及により、
WEB検索をすれば誰でもある程度の情報を
得ることができるようになりました。

シャンプーの口コミや、情報サイトから
どんな商品か簡単に調べられるわけですね。

また、ネットショップでの買い物も一般化しています。

これらは一見、インターネットの普及で
「サロンでモノが売れなくなる」
ように感じますが、別の視点で考えると・・・

「情報が多すぎて、お客様は的確に商品を選ぶことが難しくなる」
ということが言えます。


たくさんの情報が得られるということは、
同時に間違った情報も取り込んでしまうことになります。

たくさんの種類の商品のなかから、
どれが自分に合うかわからない(選べない)ことになるでしょう。


もしかしたら、
古い物やまがい物を買わされることがあるかもしれません。


そして、あふれる情報に踊らされてしまい、
一体なにが正しのかが分からなくなるということです。


まさに情報過多が招く弊害と言えます。



2.理容師がお客様にヘアケア商品のコンサルティングをする

現在の状況下では、
実際の現場で信頼できるプロからの
アドバイスは重要性を増してきます。

理容師がしっかり商品価値を把握し、
お客様にお伝えすることがとても重要です。


まさしく、コンサルタントです。

いまこそ、ヘアケアの専門家である理容室で
モノが売れるように力を入れるべきです。



3.店販売上の目標はいくらにするべきか?

店販の売上げの目安としては「技術売上」に対して、
20%〜30%を一つの指標と考えると良いと思います。


店販売上は、理容師としての信頼度に比例しています。
もし、店販売上が技術売上の10%以下であれば、

「技術の押し売り」

になっていないか?と考えてみてください。


その理由は、理容師さんが提案したスタイルには、
◆シャンプーの素材管理
◆ヘアケア剤で維持する方法
◆スタイリング剤での再現方法
など、カット後のアドバイスが必要になるからです。


ぜひ、モノが売れる理容室づくりをはじめましょう。