小さなサロンが勝ち残る方法とは?!

理容室の経営

2018.11.2

いままでに何度となくお話していますが・・・
自店の売上は、【客数 X 客単価】以外にありません。

客単価が低いと売上を構成するためにたくさんのお客様が必要になります。
逆に、客単価が高いと客数が少ない状態でも売上を維持していくことができるのです。

ここで感性の高いあなたは、お気づきかと思いますが・・・
小さなサロンが勝ち残る方法の一つは、客単価を上げることが大きなキーワードです。



1.大きなサロンと小さなサロンの違い

大きなサロンでは客数は自動的に多くなります。
アシスタントやスタイリストを多く雇い、資本力もありますし、
集客のために広告を打つことに集中して資金投入できます。


大手集客サイトでも大きく載せることができ、
プロモーションも充実させることができます。


ですが、私も含めて小さなサロンはそこまでの予算を取れません。
しかも、急にお客様が増えても1日に対応できる人数は限られます。

若いうちは客数を取っても大丈夫でしょうが、
年々体力も衰え、集中力も限られていきます。



2.常連さんを大切にする

自サロンの将来を考え、色々な思いを整理した結果
私の場合は、
「自分自身が楽しいと思える」
「質の高い仕事をしたい」
と考えました。

そのために、常連さんを大切にする。
ですが、ただの常連さんではありません。

年間5万円以上支払ってくれるお客様です。


12ヶ月で5万円以上ということは、
年間12回のお客様が1回4,166円
年間10回だと5,000円です。


理容室来店回数の全国平均5.92回(リクルート調べ)です。

施術料金が平均的な3,800円のサロンの場合
年間5万円以上を達成するためには、年間の来店回数を13回にするか、
1回の利用料金を上げるかどちらかです。



3.お客様を把握する

データだけを見ると難しいように感じるかも知れません。
しかし、私が推奨している集客法「既存客集客」を使うことで、
売上は必ず上がるようになります、しかも新規集客なしで。


その方法は、まずお客様を把握することです。
ただ、顧客リストを眺めるだけではこの方法は機能しません。

最初にすることは年間支払金額上位100名の抽出です。
「上位何位までが、5万円のお客様か?」


その方々が、お店を支えてくださっていることを改めて認識します。

それから、そのシートを使いお客さま一人ひとりに戦略を組みます。



4.まとめ

「準備することが盛りだくさんで大変!!」
という声が聞こえてきそうですが・・・

経営とは、面倒な作業をやり続け、検証し、次の施策を打つ。
これらの繰り返しです。

しんどいのは最初のうちだけで、コツを掴めばあなたにもできます。


全てはサロンの繁栄のために!