勝ち組となるためのサロン経営術!!

理容室の経営

2018.8.11

前回お話した、「お客さまは何をもとめているのか!」は
いかがでしたか?

まだの方は、こちらからご覧ください。

繰り返しになりますが、サロンの成長や勝ち組となるためには
”マーケティング”はなくてはならないものです。


あなたにとって、”マーケティング”が少しでも身近に、
そして大切に感じていただけていることを前提として、
今回はもう少し掘り下げてみます。



1.現在地はどこ?!

人が何を求めているのかを明確にすることが”マーケティング”
にとって大切なことはご理解いただいていると思います。

いま人は何を求めているのか?
ここでマーケティングにおける時代の流れを見てみると、
①製品中心
  ↓
②消費者思考
  ↓
③価値主導
  ↓
④自己実現

この流れを理容業界に当てはめると、
①製品中心 技術ありきでいけた時代
  ↓
②消費者思考 サービス過多の時代
  ↓
③価値主導 カットは平均以上で、空間重視で落ち着くお店
  ↓
④自己実現 サロンでカットすることにより、
      私生活でも良いことが起きるとイメージできる

現在は、③価値主導から④自己実現に移行中です。



2.価値主導から自己実現へ!

まだまだ、ほとんどのサロンが消費者思考型です。
私のサロンも以前は、4500円メニューにフェイシャルやヘッドマッサージと
てんこ盛りにしていました。時間も60分かけていて、指標としている1分100円
には程遠い状況でした。

では、価値主導のサロンとは?


カット技術は平均以上で、空間にこだわり、
業界内では勝ち組と呼ばれています。

お客さまはサロンを選ぶときに、空間を判断基準の一つとしています。
しかし、ヘアカットが処理の時代はすでに終わりました。

なぜなら、髪型を綺麗に整えるだけでは「物足りない」と感じる人が
増えているのです。


お客さまはなぜ「物足りない」と感じているのかが分かれば、
勝ち組のなかでもさらに抜きん出ることができます。

ここで一度じっくりと考えて見てください!



ただ決して、
価値主導だからといって技術だけを追い求めることは危険です。

もちろん技術向上は素晴らしいことです。

ですが、価値に対する相応の対価をいただくことが重要です。
匠の技を基本価格で提供するのは、もったいなさすぎます。

価格を上げ、価値とのバランスを取りましょう。


3.まとめ

サロンの成功には、消費者思考から価値主導さらには自己実現への移行に対応する
ことが重要です。

まずは、価値主導へ対応が必要です。
空間へのこだわりについては、また別の機会にお話します。

しっかり、自サロンの現在地を確認して、
目的と方向性を決め できることからやってみてください!