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コンセプトをメニューに落とし込む!
ここ数回に渡って、コンセプトについてお伝えしています。
今回は、出来上がったコンセプトをメニューに落とし込む方法を お話します。
くり返しになりますが、コンセプトは一回作ったらおしまいでは
ありません。
もし、まだ出来上がっていなくても大丈夫!
安心してください。
どちらかというと、出来上がったコンセプトをブラッシュアップ
(磨き上げる)することの方が大切です。
ぜひ、肩肘張らずに作り上げてみてください!1.メニューの分析
以前に作ったメニューがある場合は、見直しするチャンスです。
まずは、どのメニューが売れているのか!
反対に、どれが売れていないのか!
一度、整理確認してみてください。
では早速、コンセプトをメニューに反映していきましょう。
まず、作り上げたコンセプトを見ながら、メニューを作っていきます。
ここで、コンセプトに合ったメニューってなんでしょう?
例えば、コンセプトに「癒やし」という言葉入っていたら、
「どうしたら癒やされるのか?」を自問自答しながら考えるということです。
また「おしゃれ」であれば、パーマやカラーのメニュー追加になります。
「いやいや、すでにパーマやカラーメニューはあるよ」
と思っておられるかもですが・・・
ここでいう、「おしゃれ」とはくるんくるんのパーマではないですし、
”明るくする”だけや”白髪染め”が目的のカラーではありません。
そのことをビジュアルでイメージしやすいように伝える必要があります。
残念ながら、どれだけ自信のあるメニューでも、
お客様に伝わらなければ宝の持ち腐れです。
もちろん少しずつで構いません。
どうすれば伝わるのか、脳みそに汗をかきながら考えてみてください。2.スタッフとの共有
出来上がったコンセプトをスタッフと共有しましょう。
また、家族サロンでも一緒です、奥さんと共有してください。
共有するときに大事なのは、
経緯(レシピ)を見せながら伝えることです。
ご自身が
・どの様な道のりでコンセプトにたどり着いたのか?
・どのような思いが込められているのか?
をスタッフや奥さんに話すのです。
そうすることで、
自分の思いを共有し、これからサロンはどの方向に進んでいくのか。
方向性を示すことになるからです。
行き先を示すことにより、
例えばコンセプトに合った制服を考えたり、
立ち居振る舞いを考えたり・・・
とみんなが同じ方向に向かって歩み始めるのです。
もちろん、あまりに熱くなりすぎて強制してはいけません。
熱い思いは伝えつつも、スタッフや奥さんが質問しやすい環境作りは必須です。
ありがちなのは、オーナーが目一杯話をしてスタッフは聞き役に徹するパターン。
これでは、スタッフは育ちません。
ぜひ、スタッフが気兼ねなく質問できる空気感を作り上げてください。
たとえ発言が間違っていても、最後まで聴いてあげることが重要です。3.まとめ
今回は、コンセプトをメニューに落とし込む方法についてお話しました。
まずは、コンセプトから考えられるメニューをつなぎ合わせてみる。
それから、つなぎ合わせたメニューをいかにお客様にイメージしてもらうか。
また出来上がったコンセプトについて、
レシピを示し、サロン内(スタッフや奥さん)で共有することの
大切さについてお伝えしました。
ぜひ、あなたの熱い思いを伝えつつも周りの人の意見を取り入れながら、
しっかりしたサロン経営を継続しましょう!2018.4.23
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コンセプトは一度で完結ではない!
前回、コンセプトとは何かについてお伝えしました。
コンセプトって何?!
あなたのサロンコンセプトはイメージができましたか?
セミナーでコンセプトについてお話すると、
多くの方が正解を求めて迷ってしまいます。
実は、コンセプトに正解はないのです。
なぜなら・・・
その理由について考えてみましょう!1.コンセプトは定期的に見直す
「えっ、一度ならまだしも定期的に見直すって!!」
と驚きの声が聞こえてきそうですが、
日々、市場(マーケット)の動向やお客様の趣味嗜好も
変化します。
それにつれて、当初のコンセプトも変化する必要があるのです。
定期的に3年毎、理想としては1年で見直しましょう。
見直しといっても、全部を変える必要はなく、
・今の市場に合っているのか?
・ターゲット層(顧客)から見てどうなのか?
・新規顧客に対しては?
という目線で考えましょう。
なので安心してください!
最初に考えるコンセプトは完璧でなくて大丈夫なんです。2.コンセプト作り
コンセプトを作るときに欠かせないのは「経緯」です。
「これがサロンコンセプトだ!!」を見つけるまでを
書き残すのです。
それは、まるで料理のレシピです。
たとえば、
まずターゲットを絞ります。
・年齢層は◯◯代〜〇〇代
・性別
・年収
・趣味嗜好(ファッション、車など)
など、
次に、
そのターゲット層が読みそうな雑誌を見て、
あなたのサロンに当てはまる言葉を抜き出します。
並べた言葉を見て、自サロンはどの方向に向かって行くのか?
をイメージしてみます。
そして、
いくつかの候補を挙げて決めます。
以上が、コンセプト作りの一例です。3.まとめ
文章にすると簡単そうですが、
実際作り上げるには、時間がかかります。
しかし、コンセプトが明確になるとそのコンセプトに
引き寄せられたお客様が定着することになるのです。
だからこそ、定期的な見直しが必要なんです。
・一年後に、当初決めたコンセプト通りに顧客が来店したか?
・その顧客は定着したのか?
・売上目標は達成したか?
などなど、
結果の善し悪しに関わらず、必ず検証してください。
くり返しになりますが、完璧なコンセプトはありません。
ダイヤの原石を磨き上げ煌めきを得るように、
何度も何度も時間をかけて磨き上げましょう!2018.4.16
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コンセプトって何?!
最近よく耳にするコンセプトとは一体なんのことでしょうか?
広辞苑では、全体を貫く基本的な概念だそうです。
抽象的でわかりにくいですよね!
今回は、このコンセプトについて掘り下げてみましょう。1.イメージができれば◯
例えば、グルメ雑誌を見ていて、新しくオープンするお店を紹介する
記事があったとします。
そこには、いかにも綺羅びやかな写真と美しく盛り付けられた
料理の写真が載って、そこに書かれているタイトルは
「都会で洗練されたモダンなニューヨークスタイルのレストラン」
そんな感じで書かれていたら、
その店のことがはじめてでも、
どんなお店かをイメージしやすくないですか?
車でも、モーターショーで披露されるのがコンセプトカーです。
コンセプトカーは、試作車として披露され、そこから一般に
販売できるように開発されます。
誰がみてもそのお店、企業のことをイメージできるように
なっているのが、コンセプトです。
さらに言うと、コンセプトは雑誌の表紙みたいなものです。
イメージできる背景やモデル、それから記事のタイトル。
「今月号はこんな感じで記事を書いています!」
って言うのがわかるように、そしてもっと読みたいと
思わせるタイトルをつけています。2.コンセプトの考察
前項目でお伝えしたコンセプトをサロンに置き換えてみると
「大人の男性が癒やされる、アイリッシュな空間」とか
「香りを楽しみながら癒やされる和空間」や
「家族全員で綺麗になれるアットホームなファミリーサロン」
など、こんな感じになります。
もっと簡単に言うと、あなたのサロンを一言でいうと
どんなサロンですか?
ぜひ一度、ご自身のサロンを思い出しながら、
考えてみてください。
「私のサロンはどんな言葉が似合うかな?」
雑誌を見ながらでも構いません。
言葉探しをしながら、イメージを膨らませてみましょう。
あと、親しい友人に聞いてみるのもありです。
スタッフがいるサロンは、自サロンのコンセプトを
みんなで話合うのも理想的です。3.まとめ
コンセプトについて、掘り下げてみました。
考察する時に気をつけていただきたいのは、
客観的にみること、話し合うことを覚えておいてください。
その理由は、すべてを主観的にみて話が進むと、
現在来店されているお客様とのズレが大きくなってしまうからです。2018.4.9
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理想的な行動の形とは?
物事を行動に移すときに理想的な形は、
私的には進捗が60%から70%位のあたりで行動に移します。1.新しいメニューの提案
例えば、何か新しいメニューを提案するときに必要なこと
・マーケティング面でのリサーチ
・市場がどのように動いているのか?
新メニューがどれくらいの収益が上がり、
どのくらいのコストが掛かるのか?
新メニューで必要となる手技はどの位で習得できるのか?
モデルが必要となる場合、何人必要なのか?
サンプルはどのくらい必要になるのか?
新機材が必要な場合、その減価償却はどのくらいで償却できるのか?
などを、想定してターゲットとなるお客様にリサーチします。
「近々、こんなメニューを導入しようと思うのですが、
●●さんのご意見をお聞かせいただきたいと思います。
ご協力いただけますか?」
といった具合に・・・2.必要な準備は?
アプローチはどの様に進めるのか?
ロールプレイングで検証してみる。
プロモーションはどの様に行うのか?
WEB、店内POP、口頭でのプロモーションなど。
およそこれくらいの準備が必要になります。
この準備で、60%〜70%の進捗で私はGOを掛けます。
すべての準備が終わってからでは遅いのです。
残り30%〜40%は状況に合わせて変化させていきます。
見込みとなるターゲットの反応が悪い場合、
ターゲット層を変える、アプローチを変える、
プロモーションを変える。3.まとめ
すべての準備を完璧にしてしまうと、余幅がなくなり、 身動きができません。
市場は、動いています。
なので、メニュー化する頃には、もう遅い。
そんな、ことになってもいけません。
動く時は、できるだけ早く準備をして、
少しずつ調整しながらメニュー化しましょう!2018.4.2
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命の次に大切なものそれは・・・〇〇!
いきなりのタイトルで驚かれたかも知れませんが、
今日は、我々サロン経営者だけではなく人間誰しもが
平等に与えられている時間についてお話します。
一日24時間、1,440分、86,400秒
一年で考えると365日、8,760時間、525,600分、31,536,000秒
これは、日本人だけではなく、時差のある海外の人も同様です。
もし「私は少し短い」とか「長い」という人はご一報ください(笑
人それぞれ価値観は違います。
あなたにとっては、命の次に大切なものは「家族」
と思っておられるかも知れません。
実は、私にとっても家族はかけがえのないものです。
お伝えしたいのは、「家族」と「時間」どっちが大切かと
いうことではなく、サロン経営における時間の大切さについてです。1.サロン経営における時間と経費について
サロンを営むにあたって、全てのことに経費がかかることを忘れてはいけません。
時間=経費
ということです。
たとえば、時間に直接関係ありませんが使われていない化粧品も経費です。
そんな意識で考えてみると、色々と思い出すでしょう。
私は、合理的に考えるようにしています。
例えば、大掃除のときに備品の置き場所について考えました。
「えっ、そんなこと」とお思いかも知れませんが、
これ結構大切です。
なぜなら、サロン内で施術中に、いざシャンプーってときに手元にないと
置き場に取りに行かなければなりません。
時間に換算してみると、一回は30秒程度ですが、
これが一日だと何分になりますか?
そして、1ヶ月、1年と積み重ねていくと・・・
実際計算してみましょう。
1日10回シャンプーを探すとすると。
30秒x10回=300秒
1ヶ月20日営業だと、300秒x20日=6,000秒(100分)
1年(12ヶ月)で、100分x12ヶ月=1,200分(20時間)
たった、30秒が一年で20時間です。2.チリも積もれば!
あなたは1万円をゴミ箱に捨てる勇気はありますか?
先程の計算で、1年間に20時間が無駄になっているという
ことがわかりました。
あなたのサービスに対する価値をお金に換算して考えてみましょう。
たとえば、1分を100円の価値として計算すると、
20時間(1,200分)x100円=12万円(1年間)
月にして、10,000円です。
毎月10,000円をゴミ箱に捨てていることになるのです。3.まとめ
いかがでしたか?
私は、一番最初にこの考え方に出会って計算した時は、
思わず卒倒しそうになりました(汗
前述の計算式は、週休2日の場合です。
もっと営業日の多い場合はさらにロス時間が多くなります。
ぜひ一度意識して無駄を見つけてください。
ムダをリストラするのです。
大切なのは習慣化するまで継続することです。
毎日、少しずつでもはじめましょう。2018.3.26
理容室の皆様!今がチャンスです!
バーバーズナビに、出来ること
- 今自分が何をすべきか?確信が持てるようになります。
- サロンを着実に成長させる秘密がわかります。
- 経営者を惑わす、大量の情報に振り回されることがなくなります。
- 少ない時間でより大きな成果が出せるようになります。
- 継続的に売上が伸びるシステムを構築できます。
- 再来店率が上がり、失客の心配がなくなります。